バーチャルオフィスだと会社口座の開設が難しい?!
こんにちは、神戸、明石、大阪での会社設立登記をご相談下さい。司法書士の山下です。
バーチャルオフィスを本店にすると口座開設できないかも?!
2012年3月に振込詐欺などの被害を未然に防ぐ目的で、公安委員会は金融機関に対して新規に預金口座を開設する法人について「審査の厳格化」を求めました。
そのため、金融機関は新規で口座開設する法人について厳しいチェックをしています。
そこで、いわゆるバーチャルオフィスを本店所在地として登記し設立した会社の「法人口座」が作れるか?が問題になっています。
この問題の背景には、振込詐欺などの犯罪に使われる法人口座がバーチャルオフィスを本店登記した会社が多いという理由があります。
警視庁は金融機関に厳格な審査を促す事で水際で不正な目的で使われる口座の開設を防ごうとしています。
「法人口座」を作るにはどうすればいい?
法人名義の口座は、会社を設立し設立の登記が完了するまで作成することは出来ません。
一般に設立した会社の口座を作るには以下のものが最低限必要になります。
- 登記簿謄本(履歴事項証明書)
- 会社の印鑑証明書
- 代表取締役の本人確認資料(免許証)
このほかにバーチャルオフィスを本店所在地とする場合は、あらかじめ口座開設を希望する金融機関に相談して、口座開設が可能かどうか、また必要書類は何かなど調査しておけば安心です。
「バーチャルオフィスが本店だと口座開設が無理」かどうかは各金融機関の判断にゆだねられていますが、都銀や地銀と比べてネットバンク(SBI、ジャパンネットバンク、楽天銀行など)は比較的容易に口座開設が出来るようです。